シュガー・ハイ
週明けの月曜日。

朝の占いは、1位だった。

良い再スタートの日になりそうだ。


「これからお世話になります、大岩夏美です。宜しくお願いします。」

私が朝礼で挨拶をすると、皆拍手で迎えてくれた。

「仕事の事は、琴子さんに聞くといいよ。」

「はい。」

上司に紹介された先輩のところへ行くと、お人形さんみたいな人が座っていた。

「松野琴子です。宜しくお願いします。」

ふいに目に入った、デスクに置いてある松野さんのデザイン。

まさに、私がアパレルショップで見るキラキラしたものだった。

「松野さんのデザインって、キラキラしていて素敵ですね。」

「ははは。ありがとうございます。」

この一言をきっかけに、私と松野さんは、初日から仲良くなった。
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