君は僕のもの〜ヤンデレ短編集〜
掃除機をかけ、棚の整理をしていた時だった。分厚い本の間に何かが挟まっていることに気付く。大きさ的に栞とかじゃない。私は何も考えずにそれを取り出し、目を見開いた。
「えっ……これって……」
本に挟まっていたのは写真だった。ホテルに入っていく男女を隠し撮りしたもの。その男性に見覚えがある。会社に私が不倫していると送られてきた写真の男性だ。でも並んでいる女性は私じゃない。どういうこと?
「は、一くん!」
不安になり、私は彼の書いている日記を取った。日記に何か書かれているかもしれない。ドクドクと鼓動が早まる。嫌な汗が伝う。そして、見つけてしまった。
×月×日
フェイク写真を香凜の会社に送り付けた。明日にはあの子は不倫した社員として白い目で見られるだろう。ついでにあの子の両親にもこのことを教える。そうすれば香凜は完全に孤独になる。その時がチャンスだ。香凜を手に入れるにはこうするしかない。
「嘘……」
「えっ……これって……」
本に挟まっていたのは写真だった。ホテルに入っていく男女を隠し撮りしたもの。その男性に見覚えがある。会社に私が不倫していると送られてきた写真の男性だ。でも並んでいる女性は私じゃない。どういうこと?
「は、一くん!」
不安になり、私は彼の書いている日記を取った。日記に何か書かれているかもしれない。ドクドクと鼓動が早まる。嫌な汗が伝う。そして、見つけてしまった。
×月×日
フェイク写真を香凜の会社に送り付けた。明日にはあの子は不倫した社員として白い目で見られるだろう。ついでにあの子の両親にもこのことを教える。そうすれば香凜は完全に孤独になる。その時がチャンスだ。香凜を手に入れるにはこうするしかない。
「嘘……」