君は僕のもの〜ヤンデレ短編集〜
私は夏樹くんの席に行き、カーディガンを手に取る。お花みたいないい匂いがして、その香りに胸が高鳴る。私は夏樹くんのカーディガンを羽織った。
「大きい……」
身長の高い夏樹くんのカーディガンは大きくて、私の腕はすっぽり隠れてしまう。まるで抱き締められているみたいだな、なんて妄想していた時だった。
「嘘吐き発見〜!」
そんな大きめの声がして、シャッター音が響く。教室のドアを光が開けていた。その手にはスマホがある。私の顔は一瞬にして真っ青になった。
「ちょっと、何すんのよ!!」
スマホで写真を撮られた。写真を誰かに見せられたらヤバい。私は光からスマホを取ろうと手を伸ばす。でも光に手を掴まれて、抱き竦められてしまった。
「は、離せ!!」
もがいてもびくともしない。むしろ拘束が強まっていく。光はしばらく無言だったものの、「紬(つむぎ)は最低だよな」と呟いた。
「俺、ずっとお前のことしか見てなかったんだ。お前のことがガキの頃から好きなんだ。それなのにお前は高校で出会った男に尻尾振って、こんなことまでしてさ。酷くね?」
「何訳わかんないこと言ってんの!?早く写真消してよ!!」
「まだわかんねぇのかよ」
パニックになる私に光は最悪な道を突き付けた。
「バラされたくなかったら俺のものになれよ」
「大きい……」
身長の高い夏樹くんのカーディガンは大きくて、私の腕はすっぽり隠れてしまう。まるで抱き締められているみたいだな、なんて妄想していた時だった。
「嘘吐き発見〜!」
そんな大きめの声がして、シャッター音が響く。教室のドアを光が開けていた。その手にはスマホがある。私の顔は一瞬にして真っ青になった。
「ちょっと、何すんのよ!!」
スマホで写真を撮られた。写真を誰かに見せられたらヤバい。私は光からスマホを取ろうと手を伸ばす。でも光に手を掴まれて、抱き竦められてしまった。
「は、離せ!!」
もがいてもびくともしない。むしろ拘束が強まっていく。光はしばらく無言だったものの、「紬(つむぎ)は最低だよな」と呟いた。
「俺、ずっとお前のことしか見てなかったんだ。お前のことがガキの頃から好きなんだ。それなのにお前は高校で出会った男に尻尾振って、こんなことまでしてさ。酷くね?」
「何訳わかんないこと言ってんの!?早く写真消してよ!!」
「まだわかんねぇのかよ」
パニックになる私に光は最悪な道を突き付けた。
「バラされたくなかったら俺のものになれよ」