君は僕のもの〜ヤンデレ短編集〜
そう返信をし、男性向けのお店をブラブラと見て回る。財布にスマホケースに腕時計……。どれもしっかり来ない。

「どうしようかな……」

しばらく考えて思い付く。大輝くんはアクセサリーをプレゼントしてくれた。なら私も大輝くんに似合いそうなアクセサリーをプレゼントしよう。そう思い、アクセサリーショップへと向かう。

ガラスケースに入れられたアクセサリーを見て回る。大輝くんには誰が似合うかな。ネックレス?ブレスレット?迷ってしまう。

「お客様、プレゼントをお探しですか?」

店員さんが話しかけてくれた。私は「はい。彼氏に」と答え、どれがいいか相談することにした。その時、スマホがまた振動する。今度はLINEじゃなく電話だ。

「あっ、大輝くん……」

電話をかけてきているのは大輝くんだ。でもここで電話に出ると会社にいないことがバレてしまう。私は電話に気付かなかったフリをして、店員さんとまた話し始めた。その時。
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