君は僕のもの〜ヤンデレ短編集〜
「花音ちゃん。こんなところで何してるの?」

背後から声をかけられ、私の肩がびくりと跳ねる。後ろにいたのは大輝くんだった。彼は冷たい目で私を見ている。

「だ、大輝くん。どうしてここに?私の会社の前で待ってたんじゃ……」

「いつ俺が「花音ちゃんの会社前にいる」って言ったの?一言も言ってないよ」

じゃあ何で彼は私の居場所を知っているんだろうか。大輝くんは私のイヤリングに触れる。そしてニコリと笑った。

「これをつけてくれている限り、俺は花音ちゃんがどこに行ってもわかるんだ。変な動きをしてたから心配になって来ちゃった」













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