君は僕のもの〜ヤンデレ短編集〜
「千早さん、私ーーー」

もう一度否定するつもりだった。ここで変なことを言えば期待させてしまう。でも、それはできなかった。体から力が抜けて、その場に倒れそうになる。

「おっと。少し効き過ぎたかな」

千早さんが支えてくれた。でもその一言で彼が私に何をしたのか察してしまう。逃げなくちゃ。でももう足は言うことを聞かない。

「安心してください。何も乱暴なことはしませんよ。花枝さんは愛する人ですから」

千早さんに唇を奪われる。私の意識はそこで途切れた。















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