君は僕のもの〜ヤンデレ短編集〜
「急に連れて来られてびっくりしたよね。でも君のことどうしてもほしくなっちゃって、人身売買サービス使っちゃった。サービス高いけど、使うと確実に攫ってくれるんだって。嘘かと思ったけど、お金払った甲斐があったな〜」

男の人は嬉しそうに笑いながら私の頭を撫でる。人身売買サービスって何?どういうこと?混乱して口から声にならない声が出て行く。

「これから一生大事にするからね!絆(きずな)ちゃん」

男の人は幸せそうに私の頰にキスを落とした。思わず身を捩ったけど意味はなかった。

まだ混乱している中で唯一わかったのは、私はリボンで縛られて男の人のプレゼントとして差し出されたということだけだった。










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