君は僕のもの〜ヤンデレ短編集〜
私だけのもの
今日は一生一度と言われる特別な日だ。真っ白な綺麗なドレスは女の子の夢が詰まっている。ドレス姿の私を見てタキシードを着た揚羽(あげは)は涙ぐんでいた。
「とっても綺麗だよ!一花(いちか)」
「ちょっと、どうして泣いてるのよ〜」
今日は私と揚羽の結婚式。幼い頃に親戚の結婚式に招待された時からずっと憧れていた。こんなに素敵な人と今日を迎えられるなんて夢にも思わなかったな……。
「新郎様、ちょっとよろしいですか?」
揚羽と互いに褒め合って胸を高鳴らせていると、ウェディングプランナーさんが控え室に入って来た。プランナーさんに呼ばれた揚羽は「ごめん。ちょっと行ってくるね」と言い、控え室を出て行く。
(もう少ししたら挙式場に移動の時間なんだけど……)
何かあったのかと心がザワリと揺れる。今日は一生に一度の特別な日。一生心に残る日にしたい。
そう思っていた時、控え室のドアがノックされた。揚羽が戻って来たのかな……。
「どうぞ」
「とっても綺麗だよ!一花(いちか)」
「ちょっと、どうして泣いてるのよ〜」
今日は私と揚羽の結婚式。幼い頃に親戚の結婚式に招待された時からずっと憧れていた。こんなに素敵な人と今日を迎えられるなんて夢にも思わなかったな……。
「新郎様、ちょっとよろしいですか?」
揚羽と互いに褒め合って胸を高鳴らせていると、ウェディングプランナーさんが控え室に入って来た。プランナーさんに呼ばれた揚羽は「ごめん。ちょっと行ってくるね」と言い、控え室を出て行く。
(もう少ししたら挙式場に移動の時間なんだけど……)
何かあったのかと心がザワリと揺れる。今日は一生に一度の特別な日。一生心に残る日にしたい。
そう思っていた時、控え室のドアがノックされた。揚羽が戻って来たのかな……。
「どうぞ」