君は僕のもの〜ヤンデレ短編集〜
電話をした相手の名前は恋雪(こゆき)。一応私の婚約者だ。と言っても私の両親と恋雪の両親が勝手に決めたもので、私は納得していない。両親たちは大学を卒業したら結婚させるつもりだったみたいだけど、私は家族や恋雪から逃げて二年になる。
迎えの車が来た。それに乗って連れて行かれたのは高級ホテルだった。スイートルームに案内される。そこには憎々しい恋雪の姿があった。思わず舌打ちしたくなる。
「来てくれてありがとう!ミルクティー好きだったよね?頼んでおいたよ!」
子犬という言葉がよく似合う男だ。同い年だというのに顔が幼く、少し落ち着きのない動作が飼い主に尻尾を振る子犬のようだ。こういうタイプの男は好みじゃない。
「いらない。話をしたらさっさと帰るつもりだから」
恋雪の横を通り抜けて椅子に座る。恋雪も私の前に置かれた椅子に座った。ニコニコ笑う恋雪と彼を睨み付ける私。私たちは真反対の感情を持ってここにいる。
「あの人を殺したのはあんたなんでしょう!?いや、あの人だけじゃない!!今まで私が好きになった人はみんな死んだ!!あんたが殺したんだ!!」
迎えの車が来た。それに乗って連れて行かれたのは高級ホテルだった。スイートルームに案内される。そこには憎々しい恋雪の姿があった。思わず舌打ちしたくなる。
「来てくれてありがとう!ミルクティー好きだったよね?頼んでおいたよ!」
子犬という言葉がよく似合う男だ。同い年だというのに顔が幼く、少し落ち着きのない動作が飼い主に尻尾を振る子犬のようだ。こういうタイプの男は好みじゃない。
「いらない。話をしたらさっさと帰るつもりだから」
恋雪の横を通り抜けて椅子に座る。恋雪も私の前に置かれた椅子に座った。ニコニコ笑う恋雪と彼を睨み付ける私。私たちは真反対の感情を持ってここにいる。
「あの人を殺したのはあんたなんでしょう!?いや、あの人だけじゃない!!今まで私が好きになった人はみんな死んだ!!あんたが殺したんだ!!」