君は僕のもの〜ヤンデレ短編集〜
「そ、そんなの私には関係ない!」

大きな声で否定する。この部屋はどれだけ私が騒いでも外に声は聞こえない。震える私に葉山さんは暗い瞳で訊ねる。

「本当にそう言い切れますか?あなたは今拘束されていて、食事も排泄も自分でできません。私を頼るしかないんです。私がお世話をしなければあなたは死んでしまいます」

葉山さんの大きな手が頰を撫でた。絶望が胸の中に広がる。私の絶望を葉山さんはさらに大きくさせた。

「咲良さん、早く私のものになってくださいね。私のことを好きになってくれたら、その縄は解いてあげます」

そう言い、葉山さんは私の唇を奪った。













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