君は僕のもの〜ヤンデレ短編集〜
「嫌だ!嫌だ!嫌だ!お母さん!助けて!」

誰にも届かない声を上げる。みっともなくシーツに涙の海が広がって、仁は楽しそうに笑っている。

「騒いだってどうしようもできない。こうなったのは理子(りこ)、お前自身のせいなんだ。お前はよくSNSで「仕事に行きたくない。誰かに養われたい」って言ってただろ?それを叶えてやったのにこの仕打ちだ。いい子に飼われていたらこんなことはせずに済んだのにな」

仁はそう言った後、鞭を大きく振り上げた。













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