君は僕のもの〜ヤンデレ短編集〜
(あれは!)
部屋の床に落ちているものに気付き、私は少し喜びを感じる。床にカッターが落ちていた。誰かの落とし物だろう。刃の部分は少し錆びているけど、この縄を解くには使えそうだ。
「んっ……」
カッターの場所まで何とか移動した後、体を頑張って起こして縛られている手でカッターを取る。そして慎重に縄を切り始めた。
「くっ……。ううっ……」
犯人がいつ帰ってくるかわからない恐怖から焦りが募る。でも慎重にしないと怪我をする危険がある。大きく息を吐き、私はカッターを動かした。
「んっ!」
どれくらい時間がかかったんだろう。縄が解けた。口のテープを外し、足を縛っている縄も解く。ようやく自由となった体は縄の跡がくっきりと残っていて、私は息を吐いた。
「やっと解けた〜……」
長時間縛られていた手足をさする。でも安心はしていられない。早くここを出ないと犯人が来るかもしれない。
立ち上がり、ドアへと向かう。幸いにもドアには鍵は掛かっていないみたいで何の抵抗もなく開いた。私は外に出ようとして、壁にぶつかる。
部屋の床に落ちているものに気付き、私は少し喜びを感じる。床にカッターが落ちていた。誰かの落とし物だろう。刃の部分は少し錆びているけど、この縄を解くには使えそうだ。
「んっ……」
カッターの場所まで何とか移動した後、体を頑張って起こして縛られている手でカッターを取る。そして慎重に縄を切り始めた。
「くっ……。ううっ……」
犯人がいつ帰ってくるかわからない恐怖から焦りが募る。でも慎重にしないと怪我をする危険がある。大きく息を吐き、私はカッターを動かした。
「んっ!」
どれくらい時間がかかったんだろう。縄が解けた。口のテープを外し、足を縛っている縄も解く。ようやく自由となった体は縄の跡がくっきりと残っていて、私は息を吐いた。
「やっと解けた〜……」
長時間縛られていた手足をさする。でも安心はしていられない。早くここを出ないと犯人が来るかもしれない。
立ち上がり、ドアへと向かう。幸いにもドアには鍵は掛かっていないみたいで何の抵抗もなく開いた。私は外に出ようとして、壁にぶつかる。