儚い恋の種

パラパラと音を立て夏の夜空に大きな花が咲き誇る。
途端に辺りはわっ、と盛り上がり次の開花を今か今かと見つめていた。

一方私は、大きな花の咲く麓で新たに咲くはずの小さな花を今か今かと待っていた。


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