儚い恋の種

「…溶けちゃうよ?」

「わ!どうしよう、?!」


暑さで溶け始めた私のアイスに薄紅色の柔らかそうな彼の唇が触れる。
ぽーっとそれを見つめる私の唇に、次の瞬間ひやりと冷たい感触が走った。

冷たくて、甘くて次第に暖かくなっていく。
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