はないちもんめ


「ひっ…!」亜由美ちゃんは、つい声をあげた。



 その後、私達はあまりの恐怖に、走って自分達の家へと向かった。


 走って、

 走って、

 走って…。



 家に着いたとき、お母さんからは、「お帰り」ではなく、「大丈夫? どうしたの?」と声をかけられた。


 私は、ふと思った。



 夏美ちゃん、大丈夫かな…?


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