真夜中の線香花火
「そうだけどさ、私は線香花火みたいに早く消えてはほしくはないかな。線香花火のようにきれいじゃなくていい、ただ私はルキと一緒にいたいんだ」







 昭和から平成、そして令和へ。時代が変わって、同性カップルに対する偏見も減っているかもしれない。とはいえ平成生まれの私やルキが昭和の影響を感じてしまう今の日本では、同性カップルが法律上の家族となるのは難しいことも分かっている。








 だからといって私はルキとのお付き合いを、線香花火のように儚く終わらせたくはない。いつまでも続けていたい、関係なんだ。

< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop