キミと風に乗って
「え、俺が?」
名前も知らない男の人は、驚いたように自分を指差す。そしてすぐに「ごめん」と言って手を離した。
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ウワサのモテ男子くんには
何年も片想いしてきた好きな子がいるらしい。
一ノ瀬千景くんの概要。
その1▷無気力
その2▷ピアスゴリゴリなダウナー男子
その3▷執着気質
「水無瀬さん、かわいいね。その困った顔も、泣きそうな顔も、全部全部かわいい」
「ねえ、水無瀬さん。今日おれ以外の男と話してたでしょ」
「水無瀬さんはおれにだけ愛されとけばいーの」
一ノ瀬千景くんは、
どうやら私のことが好きみたいです。
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学年イチの無気力モテ男子
一ノ瀬 千景
Chikage Ichinose
×
おっとり系地味女子
水無瀬 葵
Aoi Minase
˳◌* ┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈ *◌˳˳◌* ┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈ *◌˳
「お、恐れ多いのですが一ノ瀬くんの気持ちには応えられません……っ」
一ノ瀬くんからの告白を断ったら、
「じゃあ、おれが水無瀬さんを落とすしかないね」
もっと本気になったようです。
⚠ハチャメチャな学園ラブストーリーの開幕です⚠
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柔和な笑み、礼儀正しい振る舞い。
すべてに置いて完璧なその男は、
「お嬢様、今夜もお守り致します」
───私の唯一無二のボディガード
◆━━━━━━━━━━━━━━━◆
閑麗街のトップに君臨するお嬢様
京崎 桃菜
Momona Kyozaki
×
桃菜のボディガードを務める男
御影 秀
Shu Mikage
◆━━━━━━━━━━━━━━━◆
ともに過ごした年月は、十三年。
信頼は固く、自分を裏切るなんてありえない。
「お嬢様、今夜は月が綺麗ですね。
御両親には内緒で、二人で逃避行でもいたしませんか?」
甘い響きに思わず惑わされそうになる。
「お美しいですよ、お嬢様」
だけど。
あなたは私に何か隠している気がする。
その仮面の裏に潜むものは、一体───
◆極悪人は仮面越しのまま彼女を溺愛する◇
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初めて出会ってからの一言目。
「──雨宮さん。俺のこと、見捨てるの?」
出会った日の二言目。
「よし、一緒に風呂入ろーか」
そして、衝撃の三言目は。
「雨宮さん。今日からまた、俺のことをかくまってくれませんか」
血だらけになって倒れていたところを助けたら、
なぜかイケメンくんに懐かれてしまいました。
⚠波乱万丈の同居生活のはじまりです⚠
ฅ•ω•ฅ
純潔なツンデレ猫系美少女
(ただし、自分が可愛いことに気づいていない)
雨宮ゆい
−Yui Amamiya−
✕
ゆいを溺愛するNo.1モテ男子
(ゆいだけに明るく陽気な一面を見せる)
犬飼瑛人
−Eito Inukai−
꒰ ՞•ﻌ•՞ ꒱
「ねね、雨宮さんの髪俺が乾かしてもい?」
「俺、出ていかないよ。雨宮さんの看病する」
「……今日、ゆいと一緒に寝たい」
最初は、ただ人懐っこい子犬だとしか思っていなかった。
学校での君と、私の家での君が全く違う理由を、
私は最初「無理に話さなくてもいい」と言った。
だけどいつの間にか、その理由を知りたいと、君のことを全部知りたいと、思ってしまった───。
君と一緒にいることが、心地良いと感じてしまった。
*
*。
───だけど。
私は幸せになってはいけない。
犬飼くんと一緒に生活するのが当たり前になってた。
無意識の内に幸せに浸っていた。
もう、やめなくちゃ。
……だから、気づけなかったんだ。
私ばかりが苦しくて、自分のことでいっぱいいっぱいで、君の苦しみに気づいてあげられなかった。
今となってはもう遅いのかもしれない。
それでも、私は。
君が抱える大き過ぎるギャップを、
そっと半分背負える存在になりたい。
「私はずっと、君の隣で笑ってたいよ」
*
*
*
*
泣いて笑って、全身全霊で恋をするふたりを
どうか温かい目で見守っていただけたら幸いです。
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