この恋、最後にします。
自信のない自分
「ねーーお願いだよ、俺明日午前中だけ学校だからさー」
「だから、勉強すればいいじゃないのよ。なにも私と遊びに行ってメリットないでしょう」
「それいつも言うけど、メリットありまくりなの俺だけじゃね?」
デスクに肘をついて、余裕そうな表情で私を見つめる。
ふわりとした笑顔に惑わされてしまいそうになるのを必死に抑える。
「フフッもうこれ行くしかないよね、ね、くらげ」
全てにおいて見透かされている私。
どれだけ成宮くんのペースに持ってかれているのかが分かる。
「行きません、仕事して」
「まじ頑固だね、がんこちゃん」
「うるさい」
「はい、すんません」