骨董品店
「このお守りは、二つで一つのものなんだ。一つは自分で持っていて、もう一つは好きな人に渡すといい。ただし、効果がかなり強いんだ。それでも大丈夫かな?」

効果は強ければ強いほどいい。

「ください。そのお守り」

私は次の日、お守りを先輩にわたした。

「先輩、これ受け取ってください。次の試合で勝てるように買ってきたんです」

先輩は、嬉しそうにお守りを受け取ってくれた。

効果はすぐに現れ始めた。

「君が好きなんだ。付き合って欲しい」

なんと、先輩の方から告白してくれたのだ。

私はもちろんOKした。
< 13 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop