骨董品店
女性は、ハーブティーを淹れてくれた。

「ありがとうございます」

私はハーブティーを受け取って、一口飲んだ。

だるかった体が、少し楽になった気がする。

「あった。これでよく眠れるようになるよ」

女性が持ってきたのは、瓶に入った飴玉だった。

「これを寝る前にひとつだけ食べるんだ。決して一度にたくさん舐めてはいけないよ」

私はその瓶を受け取って家に帰った。

その日の夜、寝る前に一つ飴を舐めてから寝た。

その日は朝までぐっすり寝ることができた。

久しぶりにぐっすり眠れることができて、その日はすごく、気分が良かった。
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