Will you marry me?
どうしてそこまでしてくれるのかが解らなくて、そこまでする理由の裏を勘ぐってしまう。それに私が無理というより、あなたがじゃないですか? どんな女性でも選べるでしょ?そう思ってしまう。
しかし、そうならそうでいいじゃないか。今すぐにあの家に戻って虐げられるよりははるかにいいし、自分の人生は私が決めたい。一年経後にまた考えられるなんて、今までの自分にはなかったことだ。
「不束者ですがよろしくお願いいたします。」
「こちらこそよろしく。菜々」
私の返事になんとなく安堵したような表情をしたのは、気のせいだろうか。
「じゃあ、そのように進めるから、何かあったらいつでも言って」
「はい」
こうして食事をしながらの話は終り、私と彼の結婚が決まった。
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