星空ヘッジホッグ
第2話 師匠
〇天体学院(朝)
”天体学院”と書かれた看板のある正門。
ゆり、1人でずんずんと登校。
潤、大勢に囲まれながら登校。和気藹々。
1-A教室の札。
黒板には数学の板書。
ゆり、真っすぐ熱心に見ている。
潤、隣の席の男子生徒とふざけている。
教師「おい、日車!静かにしろよ。それじゃあ、この問題を月野」
ゆり、当てられて前に出る。黒板の前で固まってしまう。???が頭の上に出る。
教師「(なんだ。真面目に聞いてると思ったら)……それじゃあ日車」
潤「はーい」
日車、ゆりと入れ替わる形で黒板の前へと出る。
日車、問題を一瞥したらすらすらと解いていく。
潤「できました~」
教師、ちらりと見て丸をつける。
潤、席に戻る。
男子生徒「いつの間に授業聞いてんだよ」
潤「勘だよ。勘」
男子生徒「また適当なことを言いやがって」
ゆり、頭上にはまだ?マーク。
〇天体学院(夕)
バスケットコート。
潤、男子生徒たちとバスケをしている。
女子生徒のギャラリーが盛り上がっている。
潤、パスを受けてスリーポイントシュートを決める。
女子生徒たちの黄色い声援。
1-A教室の札。
ゆり、教室に1人だけで机に向かって座っている。
机の上にはさっきの数式のノート。
ゆりの頭の上には?マーク。
潤、教室に入ってくる。ゆりを見つけて近づく。
潤「ゆりちゃ~ん、何してるの~」
潤、真っ新なノートを見てぎょっとなる。
潤「さっきの復習?」
ゆり「そう」
潤「わかんない?」
ゆり「そうね」
潤「もっと前からやり直した方がいいよ。たぶん」
ゆり、突然頭をあげる。潤、驚く。
ゆり「話があるの!」
潤「は、はい」
ゆり「私を弟子にしてくれない」
潤、ぽかんとしている。
ゆり「いい?」
潤「彼女じゃなくて?」
ゆり「彼女?あなた、彼女いるでしょう?」
潤「そうなんだけどさ。弟子ってなに」
ゆり「あなたって友達も多いし、勉強もできるし、運動もできるでしょう
その友達の作り方教えてほしいの」
潤「教わってできるようになるもんでもない気がするけど」
ゆり「お願い!あなたみたいになりたいの」
潤、まんざらでもなさそう。
潤「(ゆりちゃん、プライド高そうだったのに)よし、じゃあ、師匠と呼びなさい」
ゆり「師匠!」
潤「さっそく友達作り作戦だ!」
ゆり、きらきらした表情。
ゆり「師匠!!」
”天体学院”と書かれた看板のある正門。
ゆり、1人でずんずんと登校。
潤、大勢に囲まれながら登校。和気藹々。
1-A教室の札。
黒板には数学の板書。
ゆり、真っすぐ熱心に見ている。
潤、隣の席の男子生徒とふざけている。
教師「おい、日車!静かにしろよ。それじゃあ、この問題を月野」
ゆり、当てられて前に出る。黒板の前で固まってしまう。???が頭の上に出る。
教師「(なんだ。真面目に聞いてると思ったら)……それじゃあ日車」
潤「はーい」
日車、ゆりと入れ替わる形で黒板の前へと出る。
日車、問題を一瞥したらすらすらと解いていく。
潤「できました~」
教師、ちらりと見て丸をつける。
潤、席に戻る。
男子生徒「いつの間に授業聞いてんだよ」
潤「勘だよ。勘」
男子生徒「また適当なことを言いやがって」
ゆり、頭上にはまだ?マーク。
〇天体学院(夕)
バスケットコート。
潤、男子生徒たちとバスケをしている。
女子生徒のギャラリーが盛り上がっている。
潤、パスを受けてスリーポイントシュートを決める。
女子生徒たちの黄色い声援。
1-A教室の札。
ゆり、教室に1人だけで机に向かって座っている。
机の上にはさっきの数式のノート。
ゆりの頭の上には?マーク。
潤、教室に入ってくる。ゆりを見つけて近づく。
潤「ゆりちゃ~ん、何してるの~」
潤、真っ新なノートを見てぎょっとなる。
潤「さっきの復習?」
ゆり「そう」
潤「わかんない?」
ゆり「そうね」
潤「もっと前からやり直した方がいいよ。たぶん」
ゆり、突然頭をあげる。潤、驚く。
ゆり「話があるの!」
潤「は、はい」
ゆり「私を弟子にしてくれない」
潤、ぽかんとしている。
ゆり「いい?」
潤「彼女じゃなくて?」
ゆり「彼女?あなた、彼女いるでしょう?」
潤「そうなんだけどさ。弟子ってなに」
ゆり「あなたって友達も多いし、勉強もできるし、運動もできるでしょう
その友達の作り方教えてほしいの」
潤「教わってできるようになるもんでもない気がするけど」
ゆり「お願い!あなたみたいになりたいの」
潤、まんざらでもなさそう。
潤「(ゆりちゃん、プライド高そうだったのに)よし、じゃあ、師匠と呼びなさい」
ゆり「師匠!」
潤「さっそく友達作り作戦だ!」
ゆり、きらきらした表情。
ゆり「師匠!!」