星空ヘッジホッグ
第3話 友達作戦
〇天体学院(朝)
天体学院の看板。正門。
ゆり、意気込んだ表情で正門の前で立っている。
潤「弟子~。おはよ~」
潤、凜々花が並んで立っている。
ゆり「師匠!おはようございます!」
凜々花、ドン引きしている。
凜々花「本当に師匠って呼ばせてるし」
ゆり「はい!友達つくってもらいます!」
潤「他力本願~」
ゆり「それで!?今日はどうしますか!?」
凜々花「なんかノリノリだし」
潤「類は友を呼ぶ!」
ゆり「類は友を呼ぶ!?」
潤「そう!そこであの子と仲良くなってもらいます!」
潤の指さす先に浜口ななみ(15)が歩いている。
量産系なファッション。ふりふり。
ななみ、こちらをちらりと見ずに学校に歩いていく。
凜々花、露骨に嫌な顔をする。
凜々花「え。ななみちゃんは癖つよいんじゃない」
潤「類は友を呼ぶって言ったろ」
凜々花「どういうことよ」
潤「お互い友達いなそうだろ」
ゆり「私はいません!けど、あの子かわいいから」
凜々花「全くあなたも人が良すぎね」
ゆり「はい!ありがとうございます!」
潤「そういうことだから!弟子よ!なんとかしてみな!」
ゆり「わかりました!」
ゆり、校舎に向かって走っていく。
凜々花「いい子そう」
潤「それは間違いないね」
凜々花「私たちが友達になってあげればいいんじゃないの?」
潤「そんなお情けな友達、ゆりちゃんも欲しくないだろ」
潤、凜々花、百合の背中を見送る。
〇天体学院(昼)
1-B教室の札。
ななみ、座って紫でふわふわなスマホをいじっている。
廊下側の窓からゆりがじっと見ている。
保健室の札
ななみ、ベッドで寝ながらスマホをいじっている。
ゆり、カーテンを挟んで隣のベッドで寝ている。
中庭、木陰のベンチ
ななみ、メロンパンを食べながらスマホをいじっている。
ゆり、すぐ隣に座っておにぎりを食べている。
ななみ、ちらりとゆりを見る。
ななみ「さっきから何なの!?ストーカー!??」
ゆり、もぐもぐしながら答える。
ゆり「ひがいはふ。おおほはひにあうて」
ななみ「なに!?」
ゆり、ちょっと待ってというジェスチャーをする。
ゆり、口の中のご飯を飲み込む。
ゆり「あなたとお友達になりたいなって思って」
ななみ「なによ、それ」
ななみ、まんざらでもない表情。照れている。
ゆり「お友達になりましょう」
ゆり、まっすぐきらきらした瞳で見る。
ななみ「おっけー」
ななみ、スマホを出す。
ゆり、きょとんとする。
ななみ「ほら友達なら連絡先交換しよ」
ゆり「はい!」
ゆり、るんるんで連絡先を交換する。
〇ゆりの家(夜)
夜の住宅街。
ゆりの家。
ゆり、風呂上がりで濡れ髪。タオルをかけている。
スマホの通知音。
スマホにはななみからのメッセージ
ななみアイコン(紫を主にしたかわいいキャラ)「なにしてるの~」
ゆりアイコン(おにぎり)「お風呂はいってた」
ゆり、満足げにスマホを置く。
すぐにメッセージに既読が付く。
ななみアイコン「いいねぇ。私も入らないと~」
ゆり「うん!すっきりしようね」
またすぐに既読がつく。
ななみ「は~い」
ゆり、ちょっとぎょっとする。
ゆりM「明日も早いし、寝よっと」
ゆり、スマホの通知を切って机の上に置く。
電気消して薄暗い室内。
スマホの画面が明るくなる。
ななみからの通知。
次第にスマホにはななみからのたくさんのメッセージの通知。
天体学院の看板。正門。
ゆり、意気込んだ表情で正門の前で立っている。
潤「弟子~。おはよ~」
潤、凜々花が並んで立っている。
ゆり「師匠!おはようございます!」
凜々花、ドン引きしている。
凜々花「本当に師匠って呼ばせてるし」
ゆり「はい!友達つくってもらいます!」
潤「他力本願~」
ゆり「それで!?今日はどうしますか!?」
凜々花「なんかノリノリだし」
潤「類は友を呼ぶ!」
ゆり「類は友を呼ぶ!?」
潤「そう!そこであの子と仲良くなってもらいます!」
潤の指さす先に浜口ななみ(15)が歩いている。
量産系なファッション。ふりふり。
ななみ、こちらをちらりと見ずに学校に歩いていく。
凜々花、露骨に嫌な顔をする。
凜々花「え。ななみちゃんは癖つよいんじゃない」
潤「類は友を呼ぶって言ったろ」
凜々花「どういうことよ」
潤「お互い友達いなそうだろ」
ゆり「私はいません!けど、あの子かわいいから」
凜々花「全くあなたも人が良すぎね」
ゆり「はい!ありがとうございます!」
潤「そういうことだから!弟子よ!なんとかしてみな!」
ゆり「わかりました!」
ゆり、校舎に向かって走っていく。
凜々花「いい子そう」
潤「それは間違いないね」
凜々花「私たちが友達になってあげればいいんじゃないの?」
潤「そんなお情けな友達、ゆりちゃんも欲しくないだろ」
潤、凜々花、百合の背中を見送る。
〇天体学院(昼)
1-B教室の札。
ななみ、座って紫でふわふわなスマホをいじっている。
廊下側の窓からゆりがじっと見ている。
保健室の札
ななみ、ベッドで寝ながらスマホをいじっている。
ゆり、カーテンを挟んで隣のベッドで寝ている。
中庭、木陰のベンチ
ななみ、メロンパンを食べながらスマホをいじっている。
ゆり、すぐ隣に座っておにぎりを食べている。
ななみ、ちらりとゆりを見る。
ななみ「さっきから何なの!?ストーカー!??」
ゆり、もぐもぐしながら答える。
ゆり「ひがいはふ。おおほはひにあうて」
ななみ「なに!?」
ゆり、ちょっと待ってというジェスチャーをする。
ゆり、口の中のご飯を飲み込む。
ゆり「あなたとお友達になりたいなって思って」
ななみ「なによ、それ」
ななみ、まんざらでもない表情。照れている。
ゆり「お友達になりましょう」
ゆり、まっすぐきらきらした瞳で見る。
ななみ「おっけー」
ななみ、スマホを出す。
ゆり、きょとんとする。
ななみ「ほら友達なら連絡先交換しよ」
ゆり「はい!」
ゆり、るんるんで連絡先を交換する。
〇ゆりの家(夜)
夜の住宅街。
ゆりの家。
ゆり、風呂上がりで濡れ髪。タオルをかけている。
スマホの通知音。
スマホにはななみからのメッセージ
ななみアイコン(紫を主にしたかわいいキャラ)「なにしてるの~」
ゆりアイコン(おにぎり)「お風呂はいってた」
ゆり、満足げにスマホを置く。
すぐにメッセージに既読が付く。
ななみアイコン「いいねぇ。私も入らないと~」
ゆり「うん!すっきりしようね」
またすぐに既読がつく。
ななみ「は~い」
ゆり、ちょっとぎょっとする。
ゆりM「明日も早いし、寝よっと」
ゆり、スマホの通知を切って机の上に置く。
電気消して薄暗い室内。
スマホの画面が明るくなる。
ななみからの通知。
次第にスマホにはななみからのたくさんのメッセージの通知。