幸せを噛み締める私たちは
「待たせたわ」

車の外で純恋が待っていた

「えぇ、待ちましたよほんとに。もう先生来ているんですから」

車の中に乗り込む

外は黄金色の夕日に満ちていた

「今日は、いい事と悪い事がありましたね」

ミラー越しに目が合う

「いい事なんて1つもなかったわ」

「じゃあ悪いことはあったんですね」

段々と黄金色の夕日が赤紫色に侵食されていく

「、、、それは毎日のことよ」

何故かこの日の夕日を忘れないような気がした




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