天才外科医は仮初の妻を手放したくない
マンションに戻り陽斗は私を自分の目の前に座らせた。
「澪、俺に焼きもちを妬いてくれたのは嬉しい…だが、俺が浮気をしていると思ったのは許せないな。」
「ご…ごめんなさい…陽斗さん。」
「澪、今日はこれから朝までお仕置きだな。覚悟しろよ!明日は俺も久しぶりに休みなんんだ。今日は朝まで澪を寝かせないで抱きつぶす。」
「きゃーっ、許してください。」
その日は陽斗の言葉の通りにされていた。
陽斗から受ける甘い甘い口づけのお仕置きや、熱い愛撫を朝まで受け、本当に意識を飛ばすまで抱き続けられてしまったのだ。
陽斗の熱で体が溶けてしまったのではないかと思うほどだった。
「澪、大丈夫か?」
翌朝、陽斗が私の頬にキスをして起こしてくれた。
「すまない…本当に自分で歯止めが利かなくなってしまって…澪を泣かせ過ぎてしまったな。」
申し訳なさそうにしている陽斗に私からお返しのキスを頬にした。
「私はそんなやわじゃありませんよ…それに大好きな陽斗さんに抱かれて幸せです。」