スカイブルーPeace

今日のお父さんはなんの気分なんだろう……
「お、お父さん……今日何を食べたいとかあったりしますか？」
「特にない、さっさと作れ。原減ってんだよ」
やばい怒らせた……お父さんは一瞬目を曇らせて私を睨んでくる
「すみません……分かりました。急いで作ります」
「……っち」
お父さんはいつも気に入らないことがあると初めは睨んで私に聞こえるように大きめに舌打ちをする。
そしてその後に……殴られるんだ

「お父さん、できました。どうぞ」
「……っちおっせーよ、こっちは疲れてんだよ、あぁ？」
「すみません」
「っち」

今回はご飯口にあったっぽい……よかった……
頑張って作っても捨てないといけなくなると意外とメンタルに来る…
でもさっき怒らせた分結局殴られるんだから大して変わんない、か……

「さっさと片付けろ、こっちはイラついてんだよ」
「はい、すみません」

「……お待たせしました」

バシッ

何度も何度も殴られる。仕事の不満、イライラ、全部を私にぶつけるんだ。
何度も何度も叩いて殴って蹴って、自分の気が済んだらおわり。自分の寝室に行って寝る。たまに寝室に連れてかれることもあるけどそれは基本たまーにだ。
私はただお父さんが満足するのを待つことしか出来ない。

これでも昔はもっと優しかった。いつも優しい笑みで話してくれていた。


気がつくとお父さんは満足したようで部屋に戻っていった。
体を見るとボロボロな体がさらに傷ついて泣いていた。
でも仕方ないんだ。一応手当だけは軽くする。
こんなに傷つけてごめんね
手当、お風呂入ってからでいいか

シャワーを浴びると傷に染みてヒリヒリする。
10分っくらいでお風呂を出て傷を手当し、軽く髪の毛を乾かして自分の部屋に行く。
私は寝ると基本お母さんが出て行く時の夢を見る。昨日は見なかったけど、あれでしっかりと寝れたのは結構久々だ
今日もねれるといいけど……
明日も頑張らないと……おやすみ自分