あの放課後、先生と初恋。
「うわあああ青春だーーー!!!」
「…にいな、集中」
「あああっ、はい…!!」
「……ふっ」
笑った先生は先に球場へと入っていった。
甲子園、行けますように。
落合先輩のためにもお願いしますよ、ソーマ先輩。
「ふあーーっ、つっかれたあ……」
それから家に帰ってベッドにダイブ。
疲労がすごい……。
いっきに来た…、
帰る頃まではピンピンしてたのに。
先生とは席が遠くてあまり目も合わなかったし…。
それとこれとは別に、落合先輩はそのあと学校へと走っていった。
「……すごいなあ」
だから怒らないであげて、ヒステリックおばさん。
野球部はコールド勝ちで準決勝進出だし、わたしもなんとかみんなを追いかけながら吹いたから。
ソーマ先輩のマルチ安打がチームを引っ張っていた。