天才脳外科医〜この手で彼女を最高に幸せにしたい〜

1.出会い

私は、松岡華奈25歳。
母は2歳の時に交通事故にあい、私は母が抱っこして庇ってくれたのでかすり傷ですんだが母が頭を強く打ち付けて亡くなった。

その後は父と2人協力して生活をしていたが、
私が仕事から帰るとリビングでうずくまっている父を発見。すぐに救急車を呼んで治療してもらったが、
脳出血で一昨年なくなり家族は私1人だけになった。

ピピピッピピピ

今日も朝を迎えたのか、、お父さんお母さんなんで私だけ置いて行って言っちゃったのかな。。
私はこっちでひとりぼっち。そっちに行きたいよ。。 

そんなことを思いながらも朝は来るわけで、仕事の準備をする。

職場は西野総合医療センターの近くのパン屋さんで働いている。
父も母も最後はそちらでお世話になっていて、父の看病するのにも近かかったし、お店をやってるご夫婦もとても良くしてもらってるので気に入ってる。


出勤の途中で
「きゃーーーっ」と多くの悲鳴が聞こえる。
私は、何事かと思ったが子供の頃にわずかに残ってる交通事故の記憶を思い出して目眩をおこしその場にうずくまってしまった。

「おい」と、
声をかけられゆっくりと顔をあげると
金属バットを振りかざした持った男の人が立っていた。

あぁ...私の人生ここまでか。。。でも、このままお父さんとお母さんのところに行けるならそれでもいいかな
と心の中で呟き目を閉じた

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