天才脳外科医〜この手で彼女を最高に幸せにしたい〜
しばらくして目が覚めた。
右手に暖かい温もりを感じた。


「あれ?私...」

『目が覚めた⁇軽い脳震盪で気を失ってたんだ。
退院は念の為1週間伸ばそう。新川も君とはもう会わないように対処したから。守ってあげれなくてごめん』

「先生に守ってもらっていなかったらもっと大きい怪我をしてたと思います。ありがとうございました」

『それならよかった。それでこの前の事だけど、考えてもらえた?これ以上危険な目にあってほしくないんだ。俺を好きになってくれよ。』

「先生...
私、先生のこと好きだと思います。でも先生は将来病院を継がれるかたでもっと相応しい方がいらっしゃるんじゃないですか?私みたいな両親もいない人じゃ釣り合わないかと」

『じゃあ、釣り合う人ってどんな人⁇』

少し強めの口調言われドキッとした。

「どこかのご令嬢とか⁇」

『ふーん。じゃあ好きでもない女と結婚しろってこと?好きな人を選ぶ権利もないってこと??』

「そういうことでは。」

『俺は松岡さんがいいの。この先一緒にいるなら君しか考えられない。その好きって気持ちだけじゃダメなのか?俺に守らせてくれよ。』

「わかりました。私先生が好きです。これからよろしくお願いします。」


2人の気持ちがようやく繋がることができた




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