天才脳外科医〜この手で彼女を最高に幸せにしたい〜
息を切らしながら、華奈の病室へ入ると
思いもよらない光景を目にした

「華奈‼︎‼︎」


え?

そこには、馬乗りをされながら服がはだけている華奈の姿があった。

フツフツと湧き出てくる怒りに、頭から血が上り
どういう事だ華奈に馬乗りになってるやつは誰だ?なんで華奈なんだ??
いろいろ疑問はあったが、
女性看護師を下がらせ咄嗟に男に掴み掛かった。

男は大柄で力も強く、男の翔平の力でも1人では力負けをしていたが、他のスタッフも応援に駆けつけてきてくれた。

男はまずいと思い、華奈をベットから立たせて首にナイフを近づけた


「華奈!!!!


落ち着け。俺の大切な人なんだ。離してくれ」


『俺も人生がかかってるんだ。簡単に指示に背けない。』

「指示??」

『ああ。看護師の女に頼まれたんだ』

「看護師の女??もしかして、新川のことが?
あいつ。。まだ懲りてないか。」

翔平は怒りを顕にしていた。

しかし、華奈を助けることが最優先。
どうしようかと考えていると


華奈がパニックの中立たされて、身体に力が入らず座り込む時、男が一瞬力を緩めた。

「華奈!!!」


その一瞬を見逃さず、スタッフ3人係で抑え込み華奈を男から解放しその後、警備員に男の身柄をわたした。


華奈の方を見ると、しゃがみ込みうずくまって震えていた。はだけた服の上を白衣で隠し

「華奈?怪我はない?来るのが遅くなってごめんね」


『こないで。ひとりにして』

他のスタッフに一度出てもらい、2人きりになったので、華奈を抱きしめようとした

『やめて。離して。』

翔平は驚いた。事件があった後のように翔平を拒絶していた。


『もうやめて。私に構わないで。知らない人に触られて私は汚れてるの。もう翔平さんの前にはいられない。』

「華奈.....


翔平は嫌がれるのを承知で華奈を力強く抱きしめた。

『翔平さん...』

「しばらくこのままにさせてくれ。。

華奈すぐに助けてあげれず申し訳なかった。
華奈は汚くなんかない。それでも俺が華奈のそばから離れない。一生守るって言っただろ⁇」 

華奈は怖かったと言って、涙を流しづづけた。

しばらくして、華奈をベットに連れていって寝るまで手を繋いですごした。
眠ってから病室を出ると、他のスタッフから男と新川の2人は警察に連れて行かれたと聞いた。。



ほんとに華奈に命に別状がなかったのが、せめてもの救いだな。

と呟きながら医局に戻った。




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