天才脳外科医〜この手で彼女を最高に幸せにしたい〜
6.新たな試練
華奈は、しばらくはパン屋の奥さんが送り迎えをしてもらえるようになりパニック症状もなく過ごしていた。
「じゃあ、行ってくるね」
『はい。気をつけていってらっしゃい』
「うん。今日は少し遅くなると思うか、気をつけて仕事に行くんだよ。ご飯も先に食べてていいからな。何かあったらすぐ連絡して。」
「わかってますよ!心配しすぎです。」
一緒に暮らしてから翔平は、心配性が増している
家を出てから
ふーっ。とりあえず仕事終わらすかー
と独り言を呟いた。
今日は仕事終わりに実家で呼ばれており、重い足を運ばないといけないことになっている。
家族とは、仲が悪いということはないが最近結婚だのお見合いだのうるさいので鬱陶しく思っていた。
翔平はこの際、結婚をしようと思ってる人がいると伝えようと思っていた。