天才脳外科医〜この手で彼女を最高に幸せにしたい〜

7.1人での生活


翔平の家を出てから1ヶ月がたった。

華奈は少し離れたところで、たまたま住み込みで働かせてもらえるパン屋さんと出会い1人で過ごしていた。

「何も言わずに出てきて心配してるかな。
少し寂しいけど、いつもの生活に戻るだけ。翔平さんいい人と出会って結婚できるといいなー」

と思いながら職場に向かっていると、急に目の前が真っ白になって倒れてしまった。



次に目を覚ますと、病院で目を覚ました。

「松岡さん。目を覚ましましたか⁇先生を読んできますね。」

その後来た先生は、女性の先生なのでホッとした。
心療内科の通院の効果もあり、男性恐怖症も徐々に改善していた。

『松岡さん。担当産科医の前田です。道端で倒れたのでこちらに運ばれました。』

「あの?なぜ産科医の先生が⁇」

『そうね。松岡さん現在妊娠8週です。失礼ですがご結婚されてないようですが...』

「産みます。」


大好きな翔平さんとのこどもなのだから産まないという選択肢はなかった。
認知されなくていい。せめてこの子さえいれば。
その時全力でこの子を守ると決めた。





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