天才脳外科医〜この手で彼女を最高に幸せにしたい〜
華奈が目を覚ますと、そこには翔平がいた。
「えっ。翔平さんどうして⁇」
『かーな。体調はどう?今回は切迫早産で搬送されたんだよ。しばらくは会社を休んで安静かな』
華奈は優しくお腹をさすって微笑んだ。
『華奈⁇いくつか聞いてもいい?』
「はい。」
『まずお腹の子は俺たちのこどもだよね?ま、それしか考えられないけど日数的に』
「はい。勝手に産むと決めてごめんなさい」
『謝らないで。むしろ決断してくれてありがとう。お腹の子守ってくれて。』
そう言って華奈を抱きしめたい。
「私、1人で育てますので気にしないでください。認知してもらわなくていいのでこの子を私から奪わないでください。」
『え?華奈何言ってるの⁇なんで1人で育てるの⁇俺は⁇』
「翔平さんは他の方と幸せになるべきです。」
『俺は、華奈とじゃないと幸せになれない。なんで俺の前からいなくなったのか教えてくれる?』
華奈は正直に話した。