天才脳外科医〜この手で彼女を最高に幸せにしたい〜
「西野先生お疲れ様です。さっきそこで華奈さん見かけましたよ。何かありました?」
『お疲れ様。え?華奈どこにいたの?』
「この病棟にいましたよ。声掛けたんですがそのまま早足で言っちゃって...」
『ありがとう。ちょっと行ってくる』
そういって華奈を探した。
『華奈!華奈!』
華奈を見つけて声をかけたが翔平に気づくと足早に逃げていった
追いかけていって階段で声をかけた
『華奈止まって。階段でこけたら危ないよ』
「翔平さんは、階段でこけて赤ちゃんが助からなかったらいいとか思ってるんじゃないですか?」
『華奈!』
翔平はイラッとして強めに名前を呼んだ
『なんでそんなこと言うんだよ。そんなこと思ってるわけないだろ。』
「私、聞いちゃったんですよ。責任をとらないといけないって話してるの」
『俺の同期と話したが、嫌々ってわけじゃない。やっと見つかったとに妊娠しててもしてなくても俺は華奈と結婚してたよ。華奈しか考えられないし。いい加減俺を信じてくれよ、俺は華奈のそばにずっといたいんだ。』
「少し1人にしてください」
そういって、階段を降りていると最後の2段で足を踏み外してしまった。
『華奈‼︎』
翔平は咄嗟に駆け寄ると、尻餅をついた衝撃で破水をし陣痛が始まった。
「翔平さん。い、いたい」
『大丈夫。大丈夫。ついてるから』
誰かストレッチャーお願いします。