天才脳外科医〜この手で彼女を最高に幸せにしたい〜

〜医局にて〜

「華奈ちゃん急変したんだって？」

『あぁ。今はなんとか持ち堪えたよ。』

「それはよかった」

『なぁ将暉。医者からの目線として聞かせてほしいんだけど華奈の事どう思う？』

「正直言って厳しいかな。最悪このまま目を覚さないって十分にあり得ると思う。」

『やっぱりそうだよな。俺も医者としては同意見だ。でも、華奈は本当に色々大変なこともあったけどそれを乗り越えてここまできたんだ。だから今回も奇跡を信じたい。』

「確かに華奈ちゃんならやってくれそうだな。」

次の日翔平は、奈緒と瀬奈を病室に連れてきた。

「ままー奈緒ちゃんだよー。はやくみんなでお外いこうよ！奈緒ちゃんおねえちゃんがんばってるんだよ」

『そうだぞー。奈緒も瀬奈も来てくれたよ！瀬奈もはやく抱っこしてあげてくれよ。何年かかってでも待ってるからなー。』