通い始めた料理教室、わたし以外男の子しかいないんですが。

わ、見つかった、というような顔をした彼は
えーといいながらも、
クッキーをもとあった天板に置いた。
可愛いところがあるんだな、 と
くすりと笑う私をみて古谷くんは
むーっとした顔をした。


粉糖をかけるまえに、
クッキーの粗熱をとっているあいだに、
またおしゃべりタイムになった。
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