通い始めた料理教室、わたし以外男の子しかいないんですが。

「?!」

「やっぱり、反応可愛いなぁ」

「からかわないでください…」

「馬鹿。嬉しいくせに」
城下くんが、さらに手を強く握る。

恥ずかしくて死にそうになっている私に
追い打ちをかけるように、
耳元で、こう囁く。

「恥ずかしいでしょ」

「はい…」

「本当に、その反応みてると、
もっと意地悪したくなるな」
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