時の流れに乗って
第一章
24歳〜夏〜
「ミオちゃ〜ん。いいよぉ〜気持ちいいよ〜イキそうだよぉ〜」
『山本さん…アッ…あたしもぉ…イっちゃう…ン…アァ…』
ミオ…あたしのこと。親父たちはあたしのことをそう呼ぶ。もちろん本当の名前ではない。
今何をしているかって?
適当にセックスしてお金を貰って生活してる。
まぁ相手はどっかの会社の社長とか部長とか。
まぁお偉いさんってやつ?相手なんてお金さえくれればそれでいい。
一万?
そんなの安すぎる。
あたしは十万。
生だとまぁ二十万ぐらいかな〜
だから若い奴じゃあ無理なの。
世の中お金なの。
愛なんていらない。