時の流れに乗って

7歳〜冬〜

キィーー

ドン!!

「人が引かれたぞー!」

「誰かー救急車を!!」


『お母さん!お父さん!』

「触っちゃダメだ!」

「お嬢ちゃん離れて!」

『いやぁ!離して!お父さん!お母さん!いやぁーーー!!!』



あたしはこの日から一人ぼっちだった…

ずっとずっと孤独だった…

お父さんとお母さんを失ったあたしには誰もいなかった。


いや、そう思っていた。
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