時の流れに乗って
14歳~夏~
キーンコーンカーンコーン
「莉緒バイバーイ」
『あ!バイバーイ』
あれから7年が経った・・・
あたしは大地と同じ中学に入学した
「おい!莉緒!帰んぞ!」
『うん!』
そしてあの日からあたしと大地は一緒に登下校してる
「早くしろって!本当とろいなぁ~」
『ちょ!それが彼女に対する態度?』
そう。
あたしたちは中学に入学してまもなく付き合い始めた。
「うっせぇよ!お前なんてなぁ!!・・・//」
『お前なんてなぁにぃ?大地くぅん?』
「うっせぇ//お前黙んないとここでキスすんぞ!」
『出来るもんならやってみなさ・・・ン・・・//』
こうしていっつも大地はあたしにキスしてくる。
初めてキスしたあの日とは違ってキスした後に謝ったりなんてしない。
でも、すっごくあたしへの愛を感じるキスばかり・・・
すごく恥ずかしいけど、でもあたしはこっちのキスも好き。
「お前真っ赤だぞ!ホント面白いよなぁ~お前」
こう言っていつもからかってくる。
ねぇ大地
あなたは今でもこんな愛のこもったキスをしますか?
あたしは今でもあのキスを忘れません。