闇にまぎれた蛍




まっ、直接関わらないし大丈夫だよね?






私は洗面所で普段から着ている服に着替えた




そして、首にお母さんの形見のクロス。指にはお父さんの形見の指輪をはめた






着替えてリビングに行くと、晴十はご飯を前に座っていた





「遅いよ夜魅!ご飯が冷めるだろ!」


「ごめん晴十」





私は席についてご飯を食べ始めた





だけど、晴十は食べずジッと私を見ていた






「……何?」


「………夜魅。最近この辺で起きている若い女の子ばかりを狙っている、通り魔事件は知ってる?」






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