闇にまぎれた蛍
ダッシュで教室から出て行った藍裂煉
うわぁ……すっごいおかしい顔しながら出て行ったよ………
まっ、大事にいたらなかったからよかった
「……あいつ………」
「「はい?」」
茨鬼流史が何か言ったので聞き返そうとしたら、奏とかぶってしまった
少し奏と目が合った。奏は苦笑いをして私を見た
「あいつ………何組だ?」
茨鬼流史が一人ごとのようにボソッと呟いた
「あいつ……藍裂煉ですか?あいつは確か………Cでしたよ?」
「ふ~ん……」
……自分で聞いといてなによその態度!!