闇にまぎれた蛍








私は全力で走り出した









周りのヴァンパイアが息を飲むのが聞こえた。だって、私は奏よりも早く走ってんだもん








ヴァンパイアハンターをナメんなよ!!






隣りの奏も本気を出してきたらしく、隣りに並んだ






フッフッフッ……








私はいっきに加速してまた奏を追い越した。そしてそのままゴール!!









「…………」







タイムを測っていた先生はポカーンとしている。まっ、当たり前だよね。だってさ混血が純血を走って抜かしたんだもん







ちょっとしてから奏もゴールした。奏も驚いた顔をして私を見ていた








私はニッと笑って先生の所にいった








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