闇にまぎれた蛍








「せんせ。俺のタイムは?」


「えっ?あっ……五……秒……七………!?」









周りがいっきにざわつき始めた。アハハハ!!ちょっと快感♪






ざまーみろ!!あんた達が馬鹿にした奴が自分で言うのもなんだが、すごいタイムを出したんだ!!







私は意気揚々と奏の隣りに戻った







まだ奏はおかしな顔をして私を見ていた






「奏。なんて顔してんだよ?ほらさっさと行こうぜ」


「あっ……ああ……」









私達は周りの視線を感じながら元の場所に戻った







でも、戻る途中に急に強い視線を感じた






反射的に振り向いて見ると、そこにいたのは……









三人の純黒血者









< 113 / 244 >

この作品をシェア

pagetop