闇にまぎれた蛍
私はやっと今の自分の立場を思い出した
私はヴァンパイアハンター。そして黄金種
こんな派手なことをして……正体がバレたら………
あぁ……なんて馬鹿な事をしてしまったんだろ………
私がズーンといっきに沈んでいると、頭をグシャグシャとなでられた
「……?」
「おまえはすごいな。オレをやすやすと抜かして行くんだから」
そう言って笑った奏の顔はとても綺麗で、私はさっきまで考えてたことをすぐに忘れてしまった
……そうだよ。純黒血者がなんだ。私はヴァンパイアハンター暗哉夜魅
これくらいで怖じ気ずくものか!!