闇にまぎれた蛍
「よっ!随分眠そうじゃねぇか」
「……うるせぇな奏………眠いもんは眠いんだ」
私はそう言って欠伸をしながら奏に向き直った
「そんなに眠くなる授業だったか?結構面白かったが……」
そう言って教科書を眺め始めた奏
……仕方ないでしょ………さっきの時間は歴史(人間の)で、もう私は全部わかっちゃってるんだから……
二回同じでしかもわかっている所を勉強するほど、私は勉強家じゃないからね……
ちなみに最初の授業は数学で、なかなか難しい問題だったから面白かった
……次はいったいなんの授業なんだろ………
……出来れば眠くならないやつがいいな………