闇にまぎれた蛍
キーンコーンカーンコーン
そんなふうに考えながら奏と話していたら、チャイムがなってしまった
「おっ、始まったか。じゃ、終わったらまた一緒に帰ろうぜ?」
「おう。後でな」
奏は最後にニッと笑って前を向いた
ガララと、ドアを開けて入ってきたのは……
「!?」
う……そ……
入ってきたのは普段はかけない眼鏡をしている………
晴十………
私はびっくりして口をポカーンとしてしまったけど、慌てて元に戻した
キョロキョロと辺りを見渡してみても誰もこっちを見てなかった
……よかった………