闇にまぎれた蛍










私がそう聞くとこっちに進んでいた足がピタッと止まった




「……こんな時間に何をかい………?」








前にいるそいつはさっきの優しそうな顔はどこへやら、まるで獲物を捕らえるような顔をして私をみた







そして怪しく笑うとこう言った






「……それは………君のような美味しそうな血を持つ娘を待っているんだよ!!」









そう言ってヴァンパイアは私に襲いかかってきた







私はすかさず愛銃〈黒い涙〉ブラックティアズと〈赤薔薇の雫〉レッドローズオブドロップを取り出し撃った







もちろん、最初っから急所を狙うわけじゃない。まずは動けなくするために両足を撃つ







パンバァン!!









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