闇にまぎれた蛍
「が…ぁ……!」
私が撃った弾は見事にヴァンパイアの足に命中した
撃たれたヴァンパイアは足を持ちながら苦しそうにうごめいている
まっ、当たり前だよね。だってこの弾は対ヴァンパイア用の物、その痛みは五千度の炎に焼かれるくらいのものらしい
ほんとかどうかは知らないけどね
私はゆっくりとヴァンパイアに歩み寄った
ヴァンパイアは足を押さえて苦しそうにしながら私を睨んだ
「お……まえ………ハンター……だな……」
「えぇ」
「私を……どうする気だ……!」
こいつは、どうやらしらを切るつもりみたい。でも、私は冷静に言い放った