闇にまぎれた蛍









私は襲いかかるヴァンパイアの肩を撃った






肩の痛みのせいでさっきの勢いが無くなった








……今がチャンスだ











私はもう一度銃口をヴァンパイに向けた。もちろん頭を狙って








そして私は自分の胸の前で指で十字架を作った








そしてその手で改めて銃を握る








これは私の一種の儀式みたいなもの、いつもヴァンパイアを裁く時にやっている







私はヴァンパイアの目をみて言った











「さようなら吸血鬼。今度は貴方に幸せな未来を……」










バン









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